湯浅譲二先生のコンサート開催 東京サントリーホールにて

去る8月25日サントリーホールにて湯浅譲二先生の作品コンサートが開催されました。
「作曲家のポートレイト アンテグラから軌跡へ」のタイトルで東京交響楽団 指揮杉山洋一により湯浅譲二作曲「哀歌」 「オーケストラの時の時」「オーケストラの軌跡」以上が湯浅先生の作品で、オーケストラの軌跡は世界初演で、サントリー芸術財団の委嘱作品であります。 

2017年に初演される予定でしたが、先生が脳梗塞で倒れ、冒頭のみ演奏のコンサートとなりましたので完成された全曲演奏は今回が初演ということになりました。湯浅先生の曲のほかにエドガー・ヴァーレイズ「アンテグラル」ヤニス・クセナキス「ジョンシエ」も演奏されました。

演奏終了後舞台で挨拶に立たれた湯浅先生に、会場満員の観客から大きな拍手が繰りかえし贈られ指揮者、演奏者、観客ともども歓びと満足に包まれて終演となりました。

                                                       大槻順一