安積黎明高校卒 山﨑亮汰さん ブゾーニ国際ピアノコンクール3位入賞

安積黎明高校卒 山﨑亮汰さん
ブゾーニ国際ピアノコンクール3位入賞

山﨑亮太さんは、ごく普通の一般家庭に育ち、幼少期はサッカーなどを楽しんでいたようです。小学2年生の時にピアノを習い始めたら、そのピアノの先生は彼の凄い才能に驚いて自分では教えきれないと、他の先生を紹介したそうです。それもそのはず、ピアノを習い初めてたった2年後の小学4年生でピティナ・ピアノコンベンション C 級金賞を受賞してしまったのですから。

それからもピティナをはじめ種々の賞を受賞。郡山市立第二中学校2年の時、ジーナ・バッカウアー国際コンクールピアノジュニア部門(アメリカ・ソルトレイクシティ)日本人初優勝。安積黎明高校1年生の時には、ピティナ・ピアノコンベンション特級グランプリを史上最年少タイで受賞してしまいました。

高校3年生の夏、ジュニア世代で世界最高峰水準とされるトーマス&エポン・クーパー国際コンクールピアノ部門(アメリカ・クリーヴランド)日本人初優勝、同時に4年間のスカラシップ(大学奨学金)を得ました。ファイナルで待望の名門クリーヴランド管弦楽団とラフマニノフ・ピアノ協奏曲2番を共演出来たことを当時とても喜んでいました。
高校卒業後、桐朋学園大学に入学も、2年途中退学してアメリカ・ロスアンゼルス・コルバーン音楽院に入学、現在も在学して研鑽を積んでいるようです。

昨年にはハワイで開催されたケアロヒ国際ピアノコンクールで優勝しています。

今回、イタリア北部ボルツァーノでの有名なブゾーニ国際ピアノコンクールに挑戦。予選会の頃、大量の鼻血が止まらなくて、ソロファイナルを諦めなくてはいけないかとまで追い込まれたシーンもあったようですが、幸いファイナルまで進みチャイコフスキー・ピアノ協奏曲1番を演奏して、3位入賞となりました。本当に素晴らしいことです。

2020 年 11 月の郡山での演奏会では、リスト超絶技巧練習曲などの曲目を弾きました。非常に難しい曲を力強く、そして繊細に、透き通るような綺麗な弱音にと、すっかり聞き入ってしまったことを思い出します。郡山生まれの山﨑亮汰さんの今後に大いに期待したいものです。

これまでの活躍を称え、楽都郡山を考える会では、山﨑亮汰さんを第 4 回「GKK 賞」受賞者に選ばさせていただきました。授賞式は来年 1 月 8 日、けんしん郡山市民文化センター中ホールにて開催の、郡山キャナル国際音楽祭ニューイヤーガラⅡ第二部、「山﨑亮汰ブゾーニ国際コンクール受賞記念リサイタル」の席上で施行いたします。素晴らしいピアノ演奏を楽しみながら、山﨑亮汰さんのGKK 賞受賞式を多くの方々に見て頂きたいと願っています。

楽都郡山を考える会 会員 佐藤律子